犬が運動してないのに舌を出す
暑い夏の時期の散歩のあとやドッグランで思いきり走りまわったときなどに、犬は舌を出してハァハアと、息を荒くしているでしょう。疲れきってしまったのかと思うかもしれませんが、犬が舌を出してハアハアするしぐさは、体温を調節しているのです。
人間だったら、運動して体が温まれば汗が吹き出てくるでしょう。それは汗をかくことで上がった体温を下げようとしているのです。犬が汗をかくことができるのは、足の裏だけです。気温が高かったり、運動したとき体温が上がるのは犬も人間と同じですが、人間のように汗をかいて体温を下げることはできません。
そこで舌を出し、息を速く荒くすることで、体温を下げようとしているのです。
体温が高くなりすぎると、ダラリと垂らした舌の先から、ヨダレをだらだら垂らすこともあります。これも一刻も早く体温を下げようとするためで、へたばっているわけではないのです。
気温が高くもなく、運動してもいないのに、犬の体温が上がることがあります。それは緊張してしまったときや強い不安を感じたときです。このときも舌を出して息が荒くなります。たとえば、初めて車に乗せられたとき。
ドアを閉めたとたんに、犬は耳を寝かせてしだいに息が荒くなってきます。そのうち、舌を出してハアハアいいはじめるのです。ほかにも、見知らぬ客が来たとか、大嫌いな動物病院に連れていかれそうだなどのストレスを感じると、体温が上がりハァハァいうことがあります。
運動以外でのこうした荒い息遣いがたびたび見られるようなら、原因となるストレスが何か見つけて取り除いてあげてください。なんでもなく休んでいるのに息が荒いというなら、呼吸器や循環器の病気の疑いもあります。病院で診察してもらいましょう。


