子犬を飼いはじめたら年長の犬が攻撃開始!
犬を飼いしつけをはじめると、一頭では寂しそうだからもう一頭、家の広さや
収入にまだ余裕があったらもう一頭と、犬を何頭も飼う人が少なくありません。
二頭目の子犬を新しく迎えようとするとき、先輩犬が子犬をイジメることがあります。先輩犬がイジメているように見えても、単純にイジメと決めつけられないものもあります。ときには、イジメているように見える先輩犬の行動の原因が、飼い主の振る舞いにあることもあります。
これは飼い主が子犬の迎え方を間違ってしまったときです。
序列が何より大事な犬社会では、新入りの子犬は一番下だと先輩犬は思います。家族構成でいえば、お父さん・お母さん・お姉ちゃん・弟といったような人間の年齢順の序列がまずあり、その下に自分(先輩犬)がいたのが、これまでの序列でした。子犬は、当然それより下のランクのはずなのです。
そこで、犬の先輩としての「しつけ」をしようと試みます。「その部屋には入っちゃいけないよ」とか、「椅子の脚を噛んではいけません」「勝手にベランダから外に出るとあぶないんだ」などなど、自分が飼い主からしつけられたことを子犬に教えようとします。
そんなときは、前肢で子犬を押さえつけたり、「ウワン」と吠えて注意を促したりします。
また、痛くない程度に噛んでみせることもあるかもしれません。この程度なら先輩犬として当たり前の行動で、イジメとはいいません。
子犬を押さえつけたりする先輩犬の行動を、飼い主はイジメと勘違いして子犬を抱き上げたりしないように注意しましょう。
ところが、「寂しがって夜鳴きをするから」と、飼い主が子犬だけを寝室に入れたり、育ち盛りだからと食事を優先して与えたりすると、先輩犬は子犬に対して「序列を乱すヤツ」とヘソを曲げてしまいます。
子犬のほうも、飼い主がかわいがってくれるので、自分が先輩よりも序列が上なんだと思ってしまうことがあります。
先輩犬に歯向かうようなら、本気のケンカに発展しかねません。先輩犬が子犬に噛みついてケガをさせたりするのはこんなケースで、先輩犬が優位を取り戻そうと子犬に見せつけた結果というわけです。
これが本当のイジメであり、それも、飼い主が先輩犬と子犬の扱いを失敗したことが原因です。
新しく迎えた子犬がどんなにかわいくても、食事を与えるときや散歩に出かけるとき、遊び相手になるときも、先輩犬を優先して顔を立ててあげると二頭は仲の良い家族になってくれるでしょう。


